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ベナン (1989-1998)
ベナンでの活動は、マルセル・ガリバ博士の指導の下、1989年に開始されました。「我々のベナンでの活動は1989年5月に始まり、農民の収穫高が3倍増するという非常に大きな成果を上げました。ベナンはトウモロコシ自給国ではなく、緊急に食糧戦略を策定する必要がありました。トウモロコシ100 kgの価格は1万2千CFAフランにも上る場合があり、非常に高価です」 フェーズ1: 1989-1995 推奨技術の実証活動を5年間続けた頃、喜ばしい変化が起こり始めました。収穫高が激増するとともに、土壌の疲弊が軽減し、農民の収入が大幅に増加しました。農民は納屋をいっぱいにするだけでなく、余剰作物を販売することもできました。 また、適切かつ安価な貯蔵設備の建設など、収穫後技術が重要視されました。しかし活動全体の成否は、アフリカにおける「緑の革命」の担い手となる、プログラムを修了した農民の、その後の活躍にかかっていました。 SG2000はムクナ・プログラムを非常に重視していました。SG2000ディレクターのマルセル・ガリバ博士は、「食用ムクナ豆の栽培は、雑草対策、土壌への有機物質、窒素添加といった様々なメリットがあり、農民に非常に好評です」と話しています。収穫後プログラムが本格的に開始されたのは1995年であり、活動は地方開発省を通じて拡大されました。約1,200人のPTP農民は少額の補助金を支給され、様々な穀物倉庫や乾燥設備を建設しました。これら設備は他の農民に対してプログラムの広告塔となりました。 フェーズ2: 1996-1998 ベナンのサバンナ地域では、ツェツェバエの脅威は深刻ではなく、農民は耕作にブロック(小型の去勢牛)を利用したことがありました。 SG2000はまた、被覆作物、高蛋白トウモロコシ(QPM)を含む改良品種、ムクナ有機物含量を増やすリン酸肥料の利用などの研究を促進するため、ベナン国内の複数の機関に資金援助を行ないました。 ベナン地方開発省およびSG2000プログラムは、フェーズ2では次の4つの活動に焦点を絞りました。 また、種子や肥料の購入と種子生産の両面で、民間部門の活動を強化する支援も行なわれました。さらに民間種子生産業者の選定と育成が開始され、原原種と原種の研究戦略が策定されました。ベナンにおける民間の種子生産は1997年に開始されました。 ベナンにおけるSG2000フェーズ2は、地方開発省が進行中のプログラムと一つとなって進められました。その頃までには、地方開発省の技官によるプログラム推進を支援するSG2000の管理スタッフの数は少なくなっていました。 ベルベット豆の導入活動も、10万世帯以上の農民が栽培をするようになり、技術が「根を下ろした」ため完了となりました。 1997年末までに、ベナン国内には50以上の「農民のための貯蓄・融資組合(CREP)」が設立され、組合員は1万5千名、預金額は3百万USドルに及びました。返済率もほぼ100%でした。ガリバ博士は、「CREPを活用して種子・肥料の購入を促進することは、持続的発展への重要な一歩です。その結果、より多くの農民が稲の生産を始められるようになり、改良品種や肥料を使えるようになりました」と話しています。 ベナンでのSG2000プログラムは1998年末に終了しましたが、過去7年間でPTPプログラムを修了した農民による貯蓄・融資組合(CREP)の活動強化、および地域プログラムや複数の国際ワークショップによる活動に対する支援は続けられています。 |