SAA / Sasakawa africa association
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農作物生産の現地実証
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SG2000の教室は、実証圃場(「栽培試験圃場(PTP, production test plot)」「栽培研修圃場(MTP, management test plot)」などと呼ぶ国も多い)です。実証圃場では、現地普及機関と農民が一緒になって、トウモロコシ、小麦、ソルガム、米などの収穫を増やすための技術を習得します。

現地に実証圃場を作る際、SG2000は事前に、新技術実証のための土地と労力を提供できる農民を募集します。

推奨技術についての十分な実証結果を得、参加農民が相当の経済的利益を得られるよう、実証圃場は大きく、1,000 m2〜5,000 m2にします。これは参加農民が耕作、種まき、除草、収穫と、1シーズン通して作業してみた上で、新しい技術がどのくらいの労力と費用を必要とするか実感できるようにするためでもあります。また、収穫量が周りの農場の2倍、3倍になれば、参加農民は非常に大きな利益を得ることができます。

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現地における参加農民と普及員の研修は、シーズンのポイントとなる時期を選んで行います。農民と普及員は共に、畝がまっすぐになるよう耕し、改良種子を植え、施肥を正しい量で行い、除草や収穫をタイミング良く行うことがどんなに大切かを学びます。普及員にとっては、この実地研修は農民との今後の関係の基盤を築く良い機会となります。

数年するとSG2000は他の地域に移り、農民と普及員の新技術研修を行います。各地域で参加する農民は30人から40人ですが、実証圃場それ自体が宣伝効果を発揮します。作物の成長が早く、均一で、葉の緑がひときわ鮮やかな農場の光景は、まわりの旧来の畑と比べて非常に目立ち、村道を歩く土地の人々の目をいやでも引くのです。実証圃場では時々、公開日(フィールドデー)を設け、近隣農民を招待して新技術の良い点、悪い点を参加農民と共に議論します。近隣農民は、実証圃場を自分の目で見たり参加農民や普及員と話したりして得た知識を早速自分でも試すようになります。

1986年から2000年の間に、SG2000が現地の普及員および零細農家と共にプロジェクト国で開設した実証圃場は累計50万ヶ所以上、生産圃場は数百万ヶ所にのぼり、その多くは政府機関と農民自身の出資によるものです。

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SG2000プロジェクトによる圃場のおよそ60%ではトウモロコシの実証を行っています。その他の穀物には、ソルガム、米、小麦、キビ、キャッサバ、および豆類などがあります。

SG2000プロジェクトでは現地実証プログラムに加え、零細農家の土地生産性を向上し、高水準で維持するための技術革新を支援しています。

そのため、ムクナ(ベルベット豆)をはじめとする様々な緑肥作物の現地実証を行っています。ムクナは驚くべきアジア産の豆で、熱帯地方にはびこり作物を駄目にするチガヤ(Imperata cilindrica)という雑草に勝つことのできる数少ない作物の1つです。零細農家にとってさらに魅力的なのは、ムクナには空中窒素を固定する作用があることです。ムクナを切って土に埋めれば、その次に栽培する作物への肥料の使用を減らすことができます。

SG2000ではまた、零細農家に不耕起農法による農業を指導する活動を行っています。この活動はガーナ、モザンビーク、エチオピアで最も進んでいます。農民は効果的で残留期間の短い除草剤を使用することで雑草やその他の植物を取り除くことができ、マルチング(根覆い)をそのまま残しておくことができます。耕作作業の必要性をなくすことで、植付け前の労力を半減することができます。これは女性にとって非常に大きなメリットです。零細農家が自分と子供たちで育てることのできる作物の量は、雨期までにどれだけの土地の植付け準備ができるかにかかっています。シーズン後半になっても、マルチングにより除草作業が軽減され、土が乾燥しにくく、侵食リスクも少なくなります。