


豊作になっても、そのために穀物が市場に溢れて価格が暴落したのでは、農民の喜びもつかの間に終わってしまいます。アフリカの未発達な市場では、生産地から人口の密集地や食糧が不足している地域へスムーズに作物を運ぶことができません。この問題に対するひとつの解決方法は、より良い農場貯蔵設備を導入し、価格が回復するまで農民が穀物を貯蔵しておけるようにすることです。
SG2000のプログラムでは、これまで数千人の普及員が、害虫やネズミの害を防ぐ、安価でしかも丈夫な貯蔵庫の作り方を学んできました。参加農民は現地で調達できる材料を使い、1トンから2トンの穀物を蓄えることのできる、千を超える貯蔵庫やサイロを作ってきました。これら改良された貯蔵庫は、他の農民にこのような供給戦略を普及させるための広告塔となります。
安全な貯蔵庫を作るとともに、穀物を十分乾燥させ、トウモロコシは脱穀して、防虫剤を使用するなどして保存法を向上させることによって、今まで20〜40パーセントにも達していた貯蔵中の損害を劇的に減らすことができるようになりました。貯蔵方法の改良により、農民はより多くの作物を消費、販売できるようになり、価格が低い時に無理して売る必要も無くなり、家族の食糧確保も容易になりました。
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